「使ったことがない」マイナQA

Q.実生活でマイナンバーが便利だった瞬間はありましたか。

・使ったことがない

<和内太郎の解説>

A.使わなくてもいいと思います。

 アメリカの社会保障番号(SSN)は、それがなければ社会保障に関係するサービスが受けられないばかりか、銀行口座の開設や保険の加入等において、大変な苦労を強いられることとなります。

 しかし、我が国のマイナンバーは、そのような事態にならないように(と表現すべきかはさておき)マイナンバーがなくても、基本的には社会保障サービス自体の給付を受けることができます。これは、前作「まるわかり!マイナンバー」でも言及したところですが、基本的に我が国における制度設計は、「国民に無用な義務・負担を課さない」ことがコンセプトになっています(ドイツのようにIDカードを必携させる等といったルールはありません)。代わりに、事業者や行政機関が顧客又は住民等に対し、マイナンバーの提出を求めることとなっているため、マイナンバーの提出は任意ですが、マイナンバーの提出を求めることが義務となっています。

 そして、提出することで、事業者及び行政機関にとっては効率化が図られ、顧客又は住民等にとっては利便性が向上する、というアーキテクトで制度全体が描かれています(描かれていることと実際にそのように実装されているかは別問題ですが)。

 この問題意識に基づき、前作「まるわかり!マイナンバー」では、マイナンバーの是非ではなく、「まるわかり!」していただいた上で、是非を考える一助となれれば幸いです。



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