なぜ、和内太郎はコミケに参戦したのか

ー私の半生で未到の地。

実は、私自身、コミックはおろか、この手のサブカルチャーには全く由縁がなく、コミックマーケットなんぞ、私の半生で未到の地でした。

もっとも、それは私の誤解や偏見もあったかもしれません。コミックマーケットといえば、アニメキャラクターをモティーフにしたコスチュームプレイ、既存の商用コンテンツを模倣した(しばし触法のおそれがありそうな)同人誌、そして、日頃はもっぱら世間の陽の目を浴びない作品を表現する見本市。その程度の知識しか私は持ち合わせておらず、クール・ジャパンが叫ばれる中、最も「クール・ジャパン・リテラシー」なるものがあるとするならば、そのリテラシーが低い部類の人間でした。

ー全く新しい心証を得ました。

しかし、2017年に、ある青年学生と高等遊民らに教唆され、マイナンバーを課題に出展する運びとなり、全く新しい心証を得ました。それは、イノベーションの場であり、クリエイティビティのせめぎ合いであり、たいへん文化レベルが高い、言わば中世ヨーロッパのサロンのようにその空間特有の所作さえ求められる、洗練された社交場であったということです。

ー任意サークル「ヒラメ・トロ」は結成。

こうして、任意サークル「ヒラメ・トロ」は結成されました。メンバーは多様性に富んでおり、各方面からの専門性を、やや若気の至りも内包しながら、毎回執筆に取り組んでいます。 恥ずかしながらこのサークルの代表者は、コミケにユーザーとして参加したことがない初心者であり、ポップカルチャーに関する造詣は浅い異色のリーダーです。皆様のお力添えを得ながら、今後も良著と呼ばれる作品を産み続けていけますよう、ご高覧の程宜しくお願いします。(和内太郎)

#コミケ #ヒラメ・トロ #マイナンバー

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